未だ見ぬハルザキヤツシロランの花画像を提供してくれた VOLVO13氏に感謝する。
《実験の目的》
是までにクロヤツシロラン、アキザキヤツシロランの直播きの実生実験に挑戦した。何方も短期間に発芽そして開花を見た。
当然次の実験はハルザキヤツシロランである。しかし肝心のハルザキヤツシロランの種子も共生菌もない、全てに無いない
尽くしである。元々の原点に戻れば難関の腐生ラン(愛称)のクロヤツシロランの直播きで短期間に一サイクルの生態系を見
る事が出来たのが自信になった。
ならばアキザキヤツシロランは如何か面白半分、半信半疑でクロヤツシロランが発芽した同じ培地に種子の直播きを試みた。
ところがこれもぞくっと発芽してしまったのて゛ある。アキザキヤツシロランの種子は静岡のご同輩から提供して頂いた。
如何だろう、ならばハルザキヤツシロランも出来るだろうと当然思うだろう。種子は高知のご同輩の提供である。静岡のご同輩、
高知のご同輩はこの面白い実験に全面的に賛同してくれた。熊大の研究者達も同じ志の半端ない方々であった。ギブアンドテ
イクでない生態系の実験にギブアンドテイクの精神で共同研究となった。そして此処にハルザキヤツシロランの発芽は起こるべ
きして始まったのである。
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ヤツシロランの共生菌、菌糸、子実体、菌糸の動きと根状器官の関係、根の働きと根状器官の働き等々実験の様子